水質調査・土壌分析
水質・土壌測定、PCB分析のご案内
水質測定
建築物衛生法(ビル管法)に基づく建築物内の水質検査、工場排水(放流水、原水・工程水)、地下水などが生活環境に影響を及ぼす水の分析を行っています。
- 測定項目
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建築物衛生法(ビル管法)に基づく建築物内の水質検査
(1)ビル管 10項目検査
(2)ビル管 15項目検査
(3)消毒副生成物 12項目検査
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建築物衛生法(ビル管法)に基づく建築物内の水質検査
基準値 | 消毒副生成物12項目 | 15項目 | 10項目 | |
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毎年6/1から9/30までの間に1回 | 6ヶ月以内ごとに1回 | 6ヶ月以内ごとに1回 | ||
一般細菌 | 100 個/ml以下 | ○ | ○ | ○ |
大腸菌 | 検出されないこと | ○ | ○ | |
塩化物イオン | 200 mg/l以下 | ○ | ○ | |
有機物(全有機炭素(TOC)の量) | 3 mg/l以下 | ○ | ○ | |
pH値 | 5.8以上8.6以下 | ○ | ○ | |
味 | 異常でないこと | ○ | ○ | |
臭気 | 異常でないこと | ○ | ○ | |
色度 | 5 度以下 | ○ | ○ | |
濁度 | 2 度以下 | ○ | ○ | |
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 | 10 mg/l以下 | ○ | ○ | |
鉛及びその化合物 | 0.01 mg/l以下 | ●(注2) | ||
亜鉛及びその化合物 | 1.0 mg/l以下 | ● | ||
鉄及びその化合物 | 0.3 mg/l以下 | ● | ||
銅及びその化合物 | 1.0 mg/l以下 | ● | ||
蒸発残留物 | 500 mg/l以下 | ● | ||
シアン化物イオン及び塩化シアン | 0.01 mg/l以下 | ○ | ||
塩素酸 | 0.6mg/l以下 | ○ | ||
クロロ酢酸 | 0.02 mg/l以下 | ○ | ||
ジクロロ酢酸 | 0.04 mg/l以下 | ○ | ||
トリクロロ酢酸 | 0.2 mg/l以下 | ○ | ||
ホルムアルデヒド | 0.08 mg/l以下 | ○ | ||
クロロホルム | 0.06 mg/l以下 | ○ | ||
ブロモジクロロメタン | 0.03 mg/l以下 | ○ | ||
ジブロモクロロメタン | 0.1 mg/l以下 | ○ | ||
ブロモホルム | 0.09 mg/l以下 | ○ | ||
総トリハロメタン | 0.1 mg/l以下 | ○ | ||
臭素酸 | 0.01 mg/l以下 | ○ |
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工場排水(放流水、原水・工程水)
水素イオン濃度(pH) 燐含有量(T-P) 浮遊物質量(SS) 窒素含有量(T-N) 化学的酸素要求量(COD) 生物化学的酸素要求量(BOD)
n-ヘキサン、大腸菌、重金属等の検査も行います。
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工場排水(放流水、原水・工程水)
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その他
レジオネラ 浴槽水 河川水・地下水 等
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その他
- 測定機器
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ガスクロマトグラフ質量分析計
GC-MS-QP2010 ICPS-7000 -
高速液体クロマトグラフ
L2100 - ICP発光分析装置
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ガスクロマトグラフ質量分析計
土壌調査・測定
近年、環境汚染として土壌汚染が注目されています。不動産売買時や自社の環境管理の一環等、土壌調査を行うきっかけは多岐にわたります。
当社では、地歴調査から土壌調査・分析を行っています。
- 地歴調査
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(1)書類調査
- 航空写真
- 各種住宅地図
- 登記簿謄本等
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(2)ヒヤリング
- 化学物質については、どのように管理されているか
- 生産・製造工程に沿って使用物質、使用方法、排水が発生するポイントの確認
- 地下貯蔵タンクについては、竣工図や危険物貯蔵所の設置許可証な
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(3)視察調査
- 資料やヒヤリング結果の整合性を現地視察で確認航空写真
- 有害物質の使用場所、保管場所
- 地下タンク(埋設配管の有無、給液場所の状態)
- 地上タンク(防液堤の有無、防液堤内の状態、防液堤から溢れた液体の排出先)
- 排水処理(排水処理施設の状態、排水側溝の亀裂の有無)
分類 | 分析項目 |
土壌溶出量基準 (mg/L) |
土壌含有量基準 (mg/Kg) |
地下水基準 (mg/L) |
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第一種特定有害物質 (揮発性有機化合物) |
四塩化炭素 | 0.002 以下 | - | 0.002 以下 | |||
1,2-ジクロロエタン | 0.004 以下 | - | 0.004 以下 | ||||
1,1-ジクロロエチレン | 0.02 以下 | - | 0.02 以下 | ||||
シス-1,2-ジクロロエチレン | 0.04 以下 | - | 0.04 以下 | ||||
1,3-ジクロロプロペン | 0.002 以下 | - | 0.002 以下 | ||||
ジクロロメタン | 0.02 以下 | - | 0.02 以下 | ||||
テトラクロロエチレン | 0.01 以下 | - | 0.01 以下 | ||||
1,1,1-トリクロロエタン | 1 以下 | - | 1 以下 | ||||
1,1,2-トリクロロエタン | 0.006 以下 | - | 0.006 以下 | ||||
トリクロロエチレン | 0.03 以下 | - | 0.03 以下 | ||||
ベンセン | 0.01以下 | - | 0.01以下 | ||||
第二種特定有害物質 (重金属等) |
カドミウム及びその化合物 | 0.01 以下 | 150 以下 | 0.01 以下 | |||
六価クロム化合物 | 0.05 以下 | 250 以下 | 0.05 以下 | ||||
シアン化合物 | 検出されないこと | 50 以下 | 検出されないこと | ||||
水銀及びその化合物 | 0.0005 以下 | 15 以下 | 0.0005 以下 | ||||
アルキル水銀 | 検出されないこと | - | 検出されないこと | ||||
セレン及びその化合物 | 0.01 以下 | 150 以下 | 0.01 以下 | ||||
鉛及びその化合物 | 0.01 以下 | 150 以下 | 0.01 以下 | ||||
砒素及びその化合物 | 0.01 以下 | 150 以下 | 0.01 以下 | ||||
ふっ素及びその化合物 | 0.8 以下 | 4000 以下 | 0.8 以下 | ||||
ほう素及びその化合物 | 1 以下 | 4000 以下 | 1 以下 | ||||
第三種特定有害物質 (農薬等:農薬+PCB) |
シマジン | 0.003 以下 | - | 0.003 以下 | |||
チオベンカルブ | 0.02 以下 | - | 0.02 以下 | ||||
チラウム | 0.006 以下 | - | 0.006 以下 | ||||
ポリ塩化ビフェニル(PCB) | 検出されないこと | - | 検出されないこと | ||||
有機りん化合物 | 検出されないこと | - | 検出されないこと |
- 試料採取・分析
- 土壌汚染対策法に準じた採取・分析を行っています。
PCB分析
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絶縁油中のPCB分析
使用中、又は保管中の電気機器等(トランス、コンデンサー等)における微量PCB汚染の判断はお済ですか?
2016年7月15日までに処理基準(0.5mg/Kg)以下であるかどうかを確認し、処分(又は委託)する必要があります。
製造時にはPCBを使用していないのに、微量のPCBが意図せず混入したものを、微量PCB汚染廃電気機器等といいます。
各メーカーが、PCB不含有を証明できないものは、微量PCB混入の可能性を否定できません。
従って、微量PCB汚染廃電気機器等についても、絶縁油中のPCB濃度を分析して、PCB廃棄物か否か確認する必要があります。
- 測定方法
- 当社では、「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル」で分析を行います。 『加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/キャピラリーガスクロマトグラフ/電子捕獲型検出器(GC/ECD)法』
- 測定機器
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加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム
- 電子捕獲型検出器(GC/ECD)
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加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム
◎絶縁油中のPCB分析のご依頼について
試料採取セット
お申し込みは、06-6380-6660 までお電話でご連絡ください。
試料採取セットと書類一式(採取方法等)を発送いたします。
試料採取セットと書類一式(採取方法等)を発送いたします。
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シーリング材中のPCB分析
部分の気密性を確保するために充填する材料です。1972年以前に着工された建物の壁面や窓枠の継ぎ目に使われているポリサルファイド系シーリング材には、PCBが可塑剤として使用されている可能性があります。 建築物の改修・解体を行う場合には、シーリング材中のPCB含有の有無を確認する必要があります。PCBを含有するポリサルファイド系シーリング材が発生した場合は、建築物の所有者等が適切に保管し、都道府県等に毎年保管状況等の届出を行わなければなりません。(PCB廃棄物特別措置法による保管状況等の届出や特別管理産業廃棄物管理責任者の設置を含む。)
- PCB含有判定の流れ
- 採取方法
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シーリング材サンプルを採取する部位は、建物などを事前に確認し部位が異なる目地からそれぞれ1ヶ所採取することを原則とし、過去に使用されたシーリング材の記録が残っているときはそれを参考に採取する部位を決定する。 シーリング材は、目地に打設されている形状のまま3cm程度をカッターナイフで切除し、ただちにポリエチレン製の袋に保管する。切除した部分は、必要に応じ補修する。(補修材料は、一般的にはMS-1を使用する。)
- 分析方法
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項目名 基準値 分析方法 PCB 0.1重量% 溶媒抽出-GC/ECD法